花咲き山のつぼみ話

リンドウアソシエイツがいろいろな園さんとのめぐり逢いの中でお伺いしてきた心あたたまる物語を、ご紹介させて頂きます。読んで頂いた心の中にじわーっと広がり、周囲の方々に話して頂き、広まり・・・そんな『あたたかいきもちになる連鎖』のきっかけとなれたらと思います。


先生
2010.11.05

横浜のある幼稚園さんの短いお話しです。

毎年お断りが出てしまうほど、近隣の方々に、保護者に、園児に、そして卒園児に愛されている幼稚園さんだと、私は深く感じます。

私がお伺いする際のほとんどが職員室で打ち合わせですが、その職員室に、午前中の自由あそびの時間は決まって園児が5?7名ほどはいます。
午後お伺いする際は、たいてい卒園児の小学生が先生とお話しをしていたり、あるときは中学生(高校生かも?)の女の子が3名ほど、少し恥ずかしそうに先生に会いに来ていたこともありました。
とにかく卒園しても、幼稚園が、先生が「大好き」なんですね。

昨日お伺いしたとき、そんな理由がちょっと分かった気がしました。

12月にある発表会。
「中島さんも良かったらきて下さいよ。本番は土日なんだけど、でもそのあとの子ども劇場の方が楽しいかな。」

きっと、子どもたちの“見て見て!”の発達段階などを考えて、子どもたちだけで発表会をするんだろうな、と思って聞いていると、

「子ども劇場は、職員の為にね。やっぱり受け持ってた子の姿見たいでしょ。本番はゆっくり見れないからね。」

子どもたちの大好きな先生。
先生だって、子どもたち一人ひとりが大好きです。

それを考慮してカリキュラムを組む園側に、私は感動しました。


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