横浜のある幼稚園さんの短いお話しです。
毎年お断りが出てしまうほど、近隣の方々に、保護者に、園児に、そして卒園児に愛されている幼稚園さんだと、私は深く感じます。
私がお伺いする際のほとんどが職員室で打ち合わせですが、その職員室に、午前中の自由あそびの時間は決まって園児が5?7名ほどはいます。
午後お伺いする際は、たいてい卒園児の小学生が先生とお話しをしていたり、あるときは中学生(高校生かも?)の女の子が3名ほど、少し恥ずかしそうに先生に会いに来ていたこともありました。
とにかく卒園しても、幼稚園が、先生が「大好き」なんですね。
昨日お伺いしたとき、そんな理由がちょっと分かった気がしました。
12月にある発表会。
「中島さんも良かったらきて下さいよ。本番は土日なんだけど、でもそのあとの子ども劇場の方が楽しいかな。」
きっと、子どもたちの“見て見て!”の発達段階などを考えて、子どもたちだけで発表会をするんだろうな、と思って聞いていると、
「子ども劇場は、職員の為にね。やっぱり受け持ってた子の姿見たいでしょ。本番はゆっくり見れないからね。」
子どもたちの大好きな先生。
先生だって、子どもたち一人ひとりが大好きです。
それを考慮してカリキュラムを組む園側に、私は感動しました。